Canto Gregoriano

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毎朝、近道をしている。
教会の敷地を抜けると、5分ほどの節約になる。
そして何よりも、神聖でおだやかな気持ちになる。

今日はいつもより遅くに家を出たので
白い法衣を着た神父さまの姿を久しぶりにお見かけした。
無邪気な子供のようにのびやかに輝いておられ、うれしくなる。
すれ違うとき、いつも「おはようございます」と声をかけてくださる。

僕がこのあたりに住みはじめてから、7年ほどが経つ。
神父さまもその間にお年を召されたように思う。
体がひとまわりほど小さくなり、
以前はよく煙草をふかしながら歩いておられたが、
それも見なくなった。


白髪まじりの修道服を着た女性が
手に持ったリストのようなものを見つめて立っている。
目が会うと、
見つけたとでもいうように瞳が輝き、恍惚の笑顔を向けられた。
僕が天使にでも見えたのだろうか。

通りすがりの天使であるかのように、聖人であるかのように
僕は黙ってできるだけ美しい姿で通りすぎる。

ただ歩いているだけでも
見知らぬ誰かにとって天使となることがある。

誰だって気づかぬうちに
天使の役割をさせられることがあるのだ。





グレゴリアン・チャント
シロス修道院合唱団
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